電波感度をよくするケータイ・スポット・アンテナの開発Blog

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1本のアンテナで複数の携帯が同時に使用可能!

2006.06.29

こんにちは、電波太郎です。
家族で同じ携帯電話会社の携帯電話を契約すれば、ケータイの料金が大幅に安くなる割引サービスを使われている方が多いと思います。自宅で携帯の電波が不安定だったり弱かったりだと、家で皆がストレスなく使うことができませんよね。
 
携帯電話の電波が不安定になったり弱くなる原因に、「基地局からの距離による減衰」
「建築物などの透過による減衰」「反射や回折、フェージングによる減衰」などがあることは、以前にこのブログで取り上げました。
現在、自宅などでのケータイの不感を解決する様々なアンテナが市販されていますが、それらには共通して次のような問題点があります。
 
1. 1本のアンテナで1台の携帯電話しか使えない
2. ケーブルの長さが最長で5m(アンテナによって変わりますが)
3. ほとんどが窓に取り付けるタイプ
4. 電波の安定している窓に複数のアンテナを取り付けると美観を損なう
 
【図1】市販されているアンテナの使用イメージ
 
窓際での電波が良好で、かつアンテナから5m以内で1人で使用するには問題ないですが、複数人で使用することはできません。また、電波状態の良い部屋(アンテナを置く場所)と携帯電話を使用したい部屋が離れている場合も使えません。
 
今回は、このような問題の解決を目的に実験してみました。
実験した環境イメージは【図2】です。
この居間では携帯電話の電波が弱く、アンテナマークは「1本」ないし「0本」で、時には圏外を表示することもあります。まったく通話ができないわけではなく、通話中に突然切れてしまったり、メールの送受信、iモードがなかなか接続できなかったりという状態です。
また居間から寝室(アンテナマーク3本)に携帯電話を持っていくと、居間で受信できなかったメールが一度に受信することもありました。
 
【図2】実験した住宅でのアンテナ分配イメージ
 
まず、電波の状態が良い窓際(寝室)にアンテナを設置し(アンテナマーク3本)、同軸ケーブルを電波が不安定な居間まで引き込み(15m)、4分配器で4台の携帯電話に接続しました。
 
この居間では電波が弱く、前述したように、アンテナマークは「1本」ないし「0本」で、時には圏外を表示するところです。分配器からのケーブルをFOMA携帯につなぎました。
すると、アンテナマークが「0〜1本」から「3本」に変わりました。
メールの送受信もスムーズで、通話音声も良好でした。グッドです!
今回、分配器を経由して同時に4台の携帯電話が正常に動作することも確認できました。
 
電波太郎:
一度に2人以上の人が発信をして使えるの?
 
開発担当:
はい。1本のケーブルを4本に切り替えているものでなく、4本に分けているものなので、4人同時に使うことが確認できました。
 
電波太郎:
これって単純に、10分配とか100分配とかはできるの?
 
開発担当:
分配の数が多くなると、受信した電波が各携帯電話に伝わるまでに弱くなってしまい使えなくなります。今回は4分配で実験を行いましたが、それ以上の分配は実験をしていませんので、どれくらいまで分配できるのかは、受信電力次第です。できるだけ電波状態の良いところに置くことが基本です。
 
電波太郎:
最近は、家族割引のようなプランが各社でありますね。多くの人がその割引を利用していると考えられるので、アンテナも家族で分け合えますね。
 
開発担当:
家族(個人)で使うだけでなく、会社(法人)でも携帯電話会社は携帯電話料金の請求などの管理上同じ電話会社にしていることも多く、今回のような分配が便利だと思います。
今、色々な人の意見を聞いています。ご意見いただければ嬉しいです。

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