市内にある私どもの法人のお客様から「最近オフィスで携帯電話が使えなくなって困っている」という電話がありました。
担当者の方に聞くと、1〜2年ぐらい前からたまに不安定な時はあったようですが、携帯電話だからこんなこともあるだろうと、特に気にかけずにきたそうです。
ところが最近では仕事に支障が出るほどになってしまい、困っているとのことでした。
そこで、さっそく訪問して状況を伺いました。
電波太郎:
お客様の場所は市内の繁華街に近くに立地するオフィスビルで、道路に面した3階がオフィスです。
早速、携帯電話のアンテナピクトをチェック。アンテナマークは「3本」です。
発信してみましたがなかなかつながりません。
外部から携帯電話にかけてもらいましたが、かけた相手にはこちらが話中になります。
再度、かけてもらうと今度は相手に圏外のアナウンスが流れました。
そう、まったく携帯電話が使えないのです!!
お客様担当者:
悪いときは10回で2回繋がるかどうかといった状況です。
つながっても通話中に音が途切れてしまい、聞きづらくなります。
道路のある窓側などへ移動しても状態は変わりません。
かけてこられる相手からも、最近繋がりにくいと言われます。
ですので会社にいるときには、仕事で携帯電話を使わなくなりました。
電波太郎:
電波が入っているのにつながらないのは干渉かな?
確認のためビル前の道路で発信をしてみました。アンテナピクトは「3本」です。
全くつながらないことはなかったのですが、固定電話に発信した際にも発信に時間
(呼び出し音が鳴るまでに10秒以上)がかかりました。
繋がれば使えなくはないまでも通話は安定せず、音も良いとは感じませんでした。
開発担当:
発信に時間がかかるのはよくあるよね。エリアに問題あるのかな?
しかし今回のような場所で携帯電話がこんなに使えないのはどうしても解せないな。
実際にお客さんは会社で携帯電話が使い物にならないんだから。
電波太郎:
そこで、お客さまの会社から直接、私が携帯電話会社に問い合わせてみました。
電波太郎:
最近携帯電話の発信、着信が出来ません。他の機種を使っても状況は変わりません。
携帯電話会社:
通話エリアの確認をしますので、お客様の住所を教えてください。
電波太郎:
お客様の住所と環境を伝える・・・
携帯電話会社:
お客様の住所はサービスエリア内です。しかしビルなどの屋内は壁などの遮蔽により携帯電話が使えなくなることがあります。また、屋内での通話の保証は行っておりません。
電波太郎:
ビル周辺の路上でも発信に時間がかかったり、着信しなかったりもします。実際にお客様も、あまり電波はよくないと言っています。
携帯電話会社:
では、この問題について携帯電話に問題があるかどうか調べるために通話試験をします。
発信元と発信相手の電話番号、時間を記録してください。
電波太郎:
20〜30分間にわたって、発信と着信をテストました。
発信をして、通話成立の呼、不成立の呼の通信相手と時間を記録し伝えました。
電話会社:
調査してみますので、しばらく時間をください。
電波太郎:
はい、宜しくお願いします。
2週間近くたって携帯電話会社に電話をしてみました。
「調査したところ、指摘のあった周辺で携帯電話の電波を中継する
“違法な中継装置”と疑われる内容の調査結果だったので通信局に通報しました」との回答をもらいました。
さらには「違法な中継装置を見つけても、使用の停止や撤去を携帯電話会社から直接行うことができないためです」とのことだったんです。
開発担当:
管轄は各地の総合通信局の電波管理部で電波監視をしているところなんだね。
電波太郎:
はい。
困っておられるお客さんには、ここまでの経緯を話し、しばらく時間を頂きたいと
伝えました。
お客様から電話をいただいてからすでに半月が経過していました。
その時点でも、お客様では相変わらず通話の障害は続いているとのことです。
それから更に2週間後、通信局に伺ってきました。
次回はそこでのお話を紹介します。