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携帯電波の「干渉」とは

2006.01.06

こんにちは、電波太郎です。
これまで行った実験でタワーマンションやタワービルでは、電波の干渉が原因で携帯電話の通話ができなかったり、突然通話が切れたりすることを確認しました。
都市部に多くあるこの「干渉」問題に対処できるようなアンテナを作ることが、私たちの大きなテーマです。そこで、干渉に対するアンテナの対策を考えていきたいと思います。
 
電波太郎:
干渉って何?
 
開発担当:
これまでブログでは、見通しがよい高層階や丘陵地などでは、多数の基地局から電波が飛んできてしまい、アンテナピクトが「3本」であるにもかかわらず通話が突然切れたりするような現象をいいました。【図1】
 
【図1】遠方の基地局電波受信による干渉波のイメージ
 
電波太郎:
電波がたくさん飛んできているのになぜ良くないの?
 
開発担当:
携帯電話は限りある電波で、より多くの人が使えないといけません。そこで、離れた場所の基地局では、同じ電波を使用することになります。高層階のような場所では近くの基地局と遠くにある同じ電波が混信してしまいます。
 
電波太郎:
その混信が、通話が突然切れる原因になっているのですね。
 
開発担当:
その通りです。そして干渉にはもう一つの原因があります。
一つの電波が複数の経路から届いて受信してしまうことによる干渉です【図2】。電波は光と同じ速度飛んできますが高速に多くの情報をやり取りする携帯電話の場合は、電波の到達時間の影響も受けてしまいます。反射した電波は直接届いた電波と混ざり合って結果として干渉の原因になってしまいます。
実際には、電波があちらこちらで反射して5つ以上の電波を受信してしまうのが現状です。
 
【図2】電波の反射による干渉イメージ
 
電波太郎:
ということは、広い講堂でなどで大声で話した時に音が反響して声が聞きづらくなる現象に似ていますよね。
 
開発担当:
体感的にはそんな感じです。干渉は、たくさんの人がそこで大声でしゃべっている感じかな。
 
電波太郎:
大雑把にまとめると、電波が混信したり反射して反響しているということですね。
で、今開発しているのは、そのような干渉による通話の障害が起きないような
アンテナを目指しているんですよね?
 
開発担当:
そうなんだ。
どのようにアプローチしていくかを、次回もう少し詳しくお伝えします。
お楽しみに!

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