前回までは、FOMAの電波について実験してきました。今回から800MHzのau編を予定しておりましたが、昨日急遽ボーダフォン3Gのテストができましたので、2回にわたってFOMAと同じ2000MHz帯のボーダフォン3G携帯でビル地下実験を行うことにしました。
その後、auのアンテナ実験のレポートをします。
ビル地下への階段部分と地下(B1)のフロア通路での現状を調査しました。
【写真1】ビル前からボーダフォン基地局を望む
幸い、200mぐらい先に見通せました。
ビルの1階部分での電波測定は以下の結果でした。【図1】参照
【図1】ビル周辺の電波環境(Vodafone3G)
ビル周辺の電波環境は【図1】のとおり
RSCPが−
63.0〜−82.3【dBm】、Ec/Noが−
5.3〜−7.0【dB】と携帯電話使用において全く問題ありませんでした。
㈪の位置は基地局が見通せる場所で、他は見通しできない場所でした。
【アンテナを設置する前の現状の電波環境】
使用した携帯 V902T V802SH V802N V801SA
地上から地下への階段、地下通路を測定器で計測し、ボーダフォン3G携帯で発着信テストメールを行いました。
結果を【図2】に色分けしました。当日は店舗が営業していない時間帯に測定しましたので、階段および通路の測定になりました。
【図2】ビル内での電波測定結果(Vodafone3G)
【地下への階段部分の現状】
●階段A・B・C・D位置
→問題なく通話可能 発信着信とも良好だった。
アンテナピクトはA→3本 B→2本 C→2本 D→1本
●階段E位置
→発信はできるが、うまく着信しない。
接続率:発信100% 着信60%
アンテナピクトは0〜1本 圏外ではないが、音質が不安定です。
品質:途切れを感じる。圏外ではないが着信しなかった。
【地下フロアの通路での現状】
● 通路A位置→圏外表示ではないが発信着信ともにできない。
アンテナピクトは0本〜圏外
階段より通路A位置に来ると一瞬通話は可能になりますが、すぐに音が途切れ、通話ができなくなります。
発信すると圏外になる。
●通路B位置→圏外表示になり携帯電話が使用できない。
●通路C位置→圏外表示になり携帯電話が使用できない。
●通路C〜E位置→圏外表示になり携帯電話が使用できない。
C位置での測定—アンリツエリアテスタ使用。このあたりで全く電波が受信できなくなりました。
FOMAの時と同じく、ボーダフォン3Gもこの地下フロアの通路では圏外になってしまい、全く使えませんでした。
ただし、このビル周辺では基地局との距離など、条件がFOMAの場合より恵まれていて、屋外アンテナを設置する場所の電波受信レベルは少し高めでした。
ボーダフォン3GサービスもFOMAと同じく、周波数帯が2000MHz帯のため、同じアンテナシステムが使用できます。パッシブ・リピート・アンテナを設置した後、スポットエリアにどう違いがでるかを次回レポートします。