電波感度をよくするケータイ・スポット・アンテナの開発Blog

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ビル地下での携帯電話の電波って・・・

2005.09.29

「ワンセグ」来年4月に関東、中部、近畿で開始される携帯電話向け地上デジタル放送の愛称だそうです、携帯電話は新たにインタラクティブなメディアと融合していくようです。それにしても携帯でテレビを見ている人はあまり見かけないですが・・・。
 
前回は、ビルの高層階と高い場所での報告を行いましたが、今回は低い場所からの報告になります。高層階では電波が届いているが使えない事がわかりました。
 
今回は、「階段を下りたら圏外になってしまう」といった、携帯電波が届かないビル地下にて実験しました。
 
【地下フロアでの実験】駅前のビル地下で実験しました 
テストした携帯電話 FOMA N900iS
 
ビル前→問題なく通話可能

アンテナピクトは3本RSCP値−78dBm
 

(写真①地下への入口から撮影)
 
ビルの地下1階踊り場→地上を見通せる部分では通話可能でした。
アンテナピクトは1〜2本
RSCP値は-95dBm

(写真②地下階段から撮影)

地下通路踊り場より5m地点→圏外表示になり着信ができませんでした。
RSCP値-115dBm以下
 

(写真③通路から踊り場方向を撮影)
 
地上の通りが見通せる踊り場では携帯電話の通話はできますが、地上を見通せない部分へ入るとすぐに音が切れたり、通話品質アラームが鳴りました。さらに1mほど奥へ進むと、通話が切れました。実験中、地下飲食店のお客さんが携帯を使うため、地上への階段を上ってメールを送信している場面に遭遇しました。
 
(地下フロア図)
 

RSCP値
地上          −78dBm アンテナマーク3本
踊り場 中心      −95dBm アンテナマーク2本
踊り場 角より 0.5m −105dBm アンテナマーク1本 発着信時間がかかる
踊り場 角より 1m  −114dBm アンテナマーク0本 発着信不能
踊り場 角より 2m 測定不能(−115dBm以下) 圏外

まとめ
「地上で携帯が十分使える場所でも、地下へ入った瞬間使えなくなることがある」また、「地中は電波を通さず、階段などの空間を通して電波が入り込んでくる事があるが、地下の通路まで曲がって伝搬する事ができない」この2つのことが、実験からわかりました。

また、地下のお店が違法ブースターでケータイが使えないお客さんの不便を解消しようとする、典型的なビル地下圏外の現場でした。

これまでのブログでは、電波が入りにくい(?)ところで実験を行って、そのようなところでも電波が入らないわけではなく、電波が弱い、電波が干渉しているところもあるということがわかりました。そのような環境で、市販アンテナはどういった状況に適したアンテナなのかを次回のブログにて実験し、報告したいと思っています。

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